2011.08.16 (Tue)Entry▼
答えのない面接対策part2
[ 面接対策]
【多種多様な面接に対応しよう!】
※この記事は答えのない面接対策part1の続きです。
未読の方は先にそちらから読むことをお勧め致します。
前回の記事で企業の「ケース面接」が増えてきていると記述しました。
実際に「外出するならあなたは海と山どちらに行きますか?」という
質問に対し即座に切り返せる学生は少ないでしょう。
質問に回答する前に、なぜその質問をするのかという点を分析しましょう。
結論から言いますと、この質問を課す理由は
「学生のロジック(考え方の道筋)」を見るためにしているのです。
違う言い方をするならば「論理的に話しているか」ですね。
先程の質問において、例えば「山」と回答したならば、
なぜ山と解答したのかをしっかりと説明できなければなりません。
面接官が「なるほど、そういう考え方もあるのか」と
納得すれば合格点でしょう。
よって、先程の「山か海か」という質問の解答はどちらを選択しても合否には
関係ありません。なぜ山なのか、どうして海なのかを適切に説明できれば
良いのです。
一般的に外資系戦略コンサルティングファームでケース問題を課す場合、
与えられた課題に対し、学生から面接官に対しいくつか質問をします。
「ある電気メーカーの売上を3倍にする方法とは」という質問があると
仮定すると、その質問に対し「電機メーカーの顧客状況」
「競合や自社の状況」等を面接官から聞き出す、もしくは
自ら仮説します。そうしなければ解答が困難になるのです。
今回の問題はそれほど大袈裟なものではありませんが、理屈は同じです。
「山か海かのどちらか選択しなさい」この質問だけでは情報が不足しています。
よって面接官に状況を確認するか、それが不可なら自ら状況を
仮設することが必要になってきます。
実はこのようなケース問題は「グループディスカッション」でよく出題されます。
「グループディスカッションは楽しい」という就活生はたくさんいますが、
本当に道筋立てて自分の意見を話している学生さんはほんの一握りです。
では、一般的な学生さんが陥りやすいグループディスカッションの
注意点は何でしょうか。これについては次の記事で記述したいと思います。
グループディスカッション対策part1へ続く
2011/8/16
※この記事は答えのない面接対策part1の続きです。
未読の方は先にそちらから読むことをお勧め致します。
前回の記事で企業の「ケース面接」が増えてきていると記述しました。
実際に「外出するならあなたは海と山どちらに行きますか?」という
質問に対し即座に切り返せる学生は少ないでしょう。
質問に回答する前に、なぜその質問をするのかという点を分析しましょう。
結論から言いますと、この質問を課す理由は
「学生のロジック(考え方の道筋)」を見るためにしているのです。
違う言い方をするならば「論理的に話しているか」ですね。
先程の質問において、例えば「山」と回答したならば、
なぜ山と解答したのかをしっかりと説明できなければなりません。
面接官が「なるほど、そういう考え方もあるのか」と
納得すれば合格点でしょう。
よって、先程の「山か海か」という質問の解答はどちらを選択しても合否には
関係ありません。なぜ山なのか、どうして海なのかを適切に説明できれば
良いのです。
一般的に外資系戦略コンサルティングファームでケース問題を課す場合、
与えられた課題に対し、学生から面接官に対しいくつか質問をします。
「ある電気メーカーの売上を3倍にする方法とは」という質問があると
仮定すると、その質問に対し「電機メーカーの顧客状況」
「競合や自社の状況」等を面接官から聞き出す、もしくは
自ら仮説します。そうしなければ解答が困難になるのです。
今回の問題はそれほど大袈裟なものではありませんが、理屈は同じです。
「山か海かのどちらか選択しなさい」この質問だけでは情報が不足しています。
よって面接官に状況を確認するか、それが不可なら自ら状況を
仮設することが必要になってきます。
実はこのようなケース問題は「グループディスカッション」でよく出題されます。
「グループディスカッションは楽しい」という就活生はたくさんいますが、
本当に道筋立てて自分の意見を話している学生さんはほんの一握りです。
では、一般的な学生さんが陥りやすいグループディスカッションの
注意点は何でしょうか。これについては次の記事で記述したいと思います。
グループディスカッション対策part1へ続く
2011/8/16
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2011.08.16 (Tue)Entry▼
答えのない面接対策part1
[ 面接対策]
【就職活動、勝ち負けの理由はどこに?】
8月4日に、2011年に大学を卒業した約55万人のうち、10万人以上が
進路未決定者であると文部科学省が公表しました。
このような就活状況の中で、今年は深刻な傾向が見られると
ある人材コンサルタントは語ります。
その傾向とは「就職格差」です。
環境の変化により、就職活動において企業の学生を見る目がますます
厳しくなってきています。こうした厳選採用をしていれば、必然的に人材の
レベルも高くなり、結果として優秀なごく一部の学生が複数の内定を得る
勝ち組となるのです。
就職格差といいましても、50%同士綺麗に分断されるのではなく、
複数内定の就活勝者はごく「一部」となっております。
では、その就職活動の勝ち負けを左右する理由は何なのでしょか?
ある大学ジャーナリストは次のように分析します。
「企業が学生を選定する一つの基準として「真面目に働いてくれるか」
「コミュニケーション能力があるかどうか」を見極めることが挙げられる。
しかし、昨今の多くの学生にはこれらが欠落している」
と厳しい見方をしています。この背景には、エントリーシートや面接対策が
マニュアル化してしまうことが挙げられます。就活本の購入は情報源を
確保するという意味では非常に有効です。就活情報は時として内定に
繋がるのです。しかし、その本を丸々暗記して望むのは良くありません。
企業は学生の「本質」を知り、自社に合った人材を確保したいのです。
しかし、これは「少しでもよく見せようとする学生」と
「メッキを剥がそうとする企業」。このイタチごっこは簡単に収束できる
ものではないと思います。しかし、最近になり、就職活動のマニュアル化が
顕著になったことから企業が罠を仕掛けてきました。
その罠とは、以前にもこのブログで何度かでてきた「ケース面接」です。
「この地球上に犬が何匹いる?」「外出するならあなたは海と山どちらに
行きますか?」など、いわゆる答えがない質問を投げかけてくるのです。
外資系コンサルティングファームや超多忙な高年収企業
「20代で家が建ち、30台で墓が建つ」という「キーエンス」が
このような面接をやることで有名ですね。
これらの質問に的確に答えるのは、相当しっかりした※1ロジックが必要です。
上記の会社の内定を勝ち取りたいのならば話は別ですが、他の企業ならば
抜け道はあります。
(もちろん今年から多くの企業がケース面接を課すとは考えにくいです。
個人的見解ですが、あくまでこのような傾向あるということだと思います。
なので、一つの可能性として認識しておくと良いでしょう。もちろん、対策するに
越したことはありませんが)
※1考え方の道筋。ロジックを立てて話す=道筋を立てて話す
少々長くなってしまったため、抜け道の方法等の続きは次回に書きます。
答えのない面接対策part2へ続く
____________________________
※今年はわかりませんが、キーエンスの2次面接はビデオ面接という
変わった選考です。面接風景をビデオに収め、面接が終わったら社員が
集まりビデオを見て複数社員が学生を判定します。
キーエンス社員の中には、ビデオ選考を楽しみにしている方もいるほどです。
就活生の立場からしたら「そんなことよりも早く内定を」ですが、
複数の社員で判定することで主観による判定を防ぎ、かつ客観的に
人材を判断できるのです。人材に注力するキーエンスらしいと言えばらしいです。
※キーエンスについて、また機会があれば触れたいと思います。
2011/8/16
8月4日に、2011年に大学を卒業した約55万人のうち、10万人以上が
進路未決定者であると文部科学省が公表しました。
このような就活状況の中で、今年は深刻な傾向が見られると
ある人材コンサルタントは語ります。
その傾向とは「就職格差」です。
環境の変化により、就職活動において企業の学生を見る目がますます
厳しくなってきています。こうした厳選採用をしていれば、必然的に人材の
レベルも高くなり、結果として優秀なごく一部の学生が複数の内定を得る
勝ち組となるのです。
就職格差といいましても、50%同士綺麗に分断されるのではなく、
複数内定の就活勝者はごく「一部」となっております。
では、その就職活動の勝ち負けを左右する理由は何なのでしょか?
ある大学ジャーナリストは次のように分析します。
「企業が学生を選定する一つの基準として「真面目に働いてくれるか」
「コミュニケーション能力があるかどうか」を見極めることが挙げられる。
しかし、昨今の多くの学生にはこれらが欠落している」
と厳しい見方をしています。この背景には、エントリーシートや面接対策が
マニュアル化してしまうことが挙げられます。就活本の購入は情報源を
確保するという意味では非常に有効です。就活情報は時として内定に
繋がるのです。しかし、その本を丸々暗記して望むのは良くありません。
企業は学生の「本質」を知り、自社に合った人材を確保したいのです。
しかし、これは「少しでもよく見せようとする学生」と
「メッキを剥がそうとする企業」。このイタチごっこは簡単に収束できる
ものではないと思います。しかし、最近になり、就職活動のマニュアル化が
顕著になったことから企業が罠を仕掛けてきました。
その罠とは、以前にもこのブログで何度かでてきた「ケース面接」です。
「この地球上に犬が何匹いる?」「外出するならあなたは海と山どちらに
行きますか?」など、いわゆる答えがない質問を投げかけてくるのです。
外資系コンサルティングファームや超多忙な高年収企業
「20代で家が建ち、30台で墓が建つ」という「キーエンス」が
このような面接をやることで有名ですね。
これらの質問に的確に答えるのは、相当しっかりした※1ロジックが必要です。
上記の会社の内定を勝ち取りたいのならば話は別ですが、他の企業ならば
抜け道はあります。
(もちろん今年から多くの企業がケース面接を課すとは考えにくいです。
個人的見解ですが、あくまでこのような傾向あるということだと思います。
なので、一つの可能性として認識しておくと良いでしょう。もちろん、対策するに
越したことはありませんが)
※1考え方の道筋。ロジックを立てて話す=道筋を立てて話す
少々長くなってしまったため、抜け道の方法等の続きは次回に書きます。
答えのない面接対策part2へ続く
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※今年はわかりませんが、キーエンスの2次面接はビデオ面接という
変わった選考です。面接風景をビデオに収め、面接が終わったら社員が
集まりビデオを見て複数社員が学生を判定します。
キーエンス社員の中には、ビデオ選考を楽しみにしている方もいるほどです。
就活生の立場からしたら「そんなことよりも早く内定を」ですが、
複数の社員で判定することで主観による判定を防ぎ、かつ客観的に
人材を判断できるのです。人材に注力するキーエンスらしいと言えばらしいです。
※キーエンスについて、また機会があれば触れたいと思います。
2011/8/16